使える英会話

BBC de ボキャブラ番外編 2月1日分


毎朝TwitterでBBC Global News Podcast (GNP) に出てくる英単語を紹介しています。このブログの方では、Twitterでは伝えきれない単語を深堀りして紹介してゆければと思います。

2月1日のBBC GNPではミャンマーの軍事クーデターについて各国が非難したというニュースがあり、Condemn、非難するという単語を取り上げました。

このエピソードは、緊迫感のある報道で、政治ニュースでよく使われる単語がたくさんでてきました。ただでさえ政治の話で難しいのに、オカタイ単語が早口で出てきます。3つの単語をピックアップするので、これを読んだらもう一度Podcastを聞いてみてください。少し親近感が出て聞けるかも!

  • seize
  • a State of emergency
  • detention

seize [si:z]

カタカナで書くと、「スィーズ」って感じ。シーズじゃないよ。
意味は、人から~をつかむとか、奪い取るっていう意味です。今回は、軍が権力を掌握したってことで過去形のseized powerと使われています。

英英辞典で見るとポジティブな使い方もできる。

Derrick seized the chance and went to Spain….
デリックはチャンスをつかみ、スペインへ行った...
(Collins Cobuild English Language Dictionaryより)

でも、これって、今時は口語では使わなさそうな感じですね。take the chanceの方がしっくりくるね。

同義語辞典 (Thesaurus) でみると、Catchとかtake、Snatchなどたくさんでてきますが、grabなんてのもありました。Grabは東南アジアで使える、ウーバーと同じWebタクシー配車アプリですね。タクシーを「つかまえる」ってことなんでしょうね。

A State of emergency

意味は緊急事態。
これ、きのう日本で延長されたやつですね。ミャンマーではコロナではなく、もっと緊急な感じで使われてます。直訳すると、a stateは状態・事態という意味。Emergencyは緊急の意味。

日本の場合、コロナ緊急事態が延長されたという報道では、

Japan’s Government is extending the coronavirus state of emergency….となります。

「宣言」がつくと、declaration of a State of Emergencyとなります。

detention [diténʃən]

意味は、拘留、留置、拘置などの名詞です。カタカナ発音は、ディテンション。
15 years of detention、15年間の拘束ということで使われてます。

英英辞典によると、若干平和的な使い方がありました。

a punishment of naughty school children, who are made to stay at school after the other children have gone home.
(Collins Cobuild English Language Dictionaryより)

「学校でいたずらっ子が放課後居残りさせられる罰」とあります。今時こんな事すると、もっと別の問題に発展して、学校が訴えられちゃいそうです。

また、泥棒などで捕まると、arrestやimprisonmentという単語を使われますが、detentionは政治的な拘束として使われることが多いです。

こんな単語を使う場面には巡り会いたくないですね。

<英語に関心がある皆さんへ>

まだほとんどフォロワーいないですが、毎朝Twitterで最新のBBC Global News Podcastを聞いて、役立ちそうな単語を一つ紹介しています。紹介しきれない単語はこちらのブログで紹介してゆきます!

BBCはむずかしいとか、イギリス英語って聞き取りにくい、かたすぎるって思うかもしれませんが、慣れれば日本人の耳にはアメリカ英語よりスッキリ聞き取りやすいんじゃないかと勝手に思ってます。

日によっては政治以外のほのぼのしたニュースもあるので、面白そうだと思ったら聞き流しでいいので聞いてみてください。

また、ニュースのいいところは、普段から日本語でも聞いているトピックスなので、なんとなく意味を想像出来ちゃいます。半分ぐらいわかれば、あとは想像力でなんとなく理解できます。最初はそれでいいんです。

まだ慣れないのでガチガチ文章ですが、もっと楽しい記事にしてゆきますね。たまに遊びに来ていただけるとうれしいです。

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