今日はインド料理について。
今ではいろんな美味しい料理が食べれるイギリスですが、
昔はイギリスめしは、悪名高かったんです。
外国人として、選択肢は2つのみ。広東レストランの中華と、インド料理です。
香港もインドも、長く英国の支配下にあったので、移民も多かったんでしょうね。
ロンドンSoho地区のすぐ近くは、チャイナタウンがあります。あの界隈は、外国情緒が
あってとっても好きな場所です。
実は、僕はインド料理大の苦手だったんです。スパイスが強いので、
日本でインド料理屋へ行っても、すぐにお腹ギュルギュル〜。
そんな僕が、その後インドの住むことになろうとは夢にも思いませんでした。
インドの話はいろいろあるんだけど、今日は料理の話に戻ります。
日本だと、カレーを選んで、ナンかライスをつけるっていうランチが、
手軽で人気ですよね。
インドでも基本は同じです。僕はマトンカレーかバターチキンが好きです。
カレーのお供は、地域によって変わります。おおむね、南はライス、北はパン。
東のコルカタはライスで魚をよく食べます。西のムンバイは、どちらかと言うとパンかな。
一言でパンと言っても、種類がたくさんあるので、選ぶのが難しい。
最初わからない時は、ナンを選んでました。
大きな違いは、原材料と焼き方。インドでは、案外ナンは人気ないんです。
小麦粉は体に良くない(肥満の原因)とされていて、グルテンフリーの全粒粉が好まれます。
日常的には、全粒粉で作ったチャパティを毎日食べている感じです。
チャパティは、タワーという平たいフライパンで焼き、最後に直火で焼くと少し膨らみます。
発酵はなし。
チャパティは、それだけ食べてると、卵も入ってないので、
ボソボソした食感で、そんな美味しくないです。
焼きたてのチャパティに、ギーというバターみたいなもの(乳脂肪)を
たっぷりぬって食べると美味しくなります。
ギーは味がないので、塩を振って味付け。(インド人はしません)
でも、あれだけ小麦粉はいやだとか言ってて、ギーはたっぷり使ってたら、
意味ないんじゃないかなと思ったりします。
インドはベジタリアンが多いので、ギーは貴重な動物性脂肪。
どこかでバランスを取ってるんでしょうね。
パンの話はまだまだ尽きないんですが、中でも僕の一番のお気に入りは、パロタ(Parotta)。
チャパティの生地を何層にも重ねて、パイ生地みたいにして焼きます。
生地を渦巻き状にして作った,、ラッチャパロタはさらに美味しいです。
ケララ地方特有のケララパロタは、もちもちした食感で、僕の中ではナンバー1。
ミルフィーユ状になっているので、ちぎったときの断面が、カレーによくなじむんですよ。
インドのナンは、ヨーグルトで少し発酵するだけなので、
日本のナンのほうがもっちりしてておいしいですね。
あー、インドカレー食べたくなったよ~。
明日はインドカレー食べましょう!