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【わかりやすい投資本】父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

The Simple Path to Wealth

著者:JL Collins
訳:小野一郎
出版元:ダイヤモンド社

50歳を超えても、投資については無縁で生きてきました。
わかりやすく解説している本はないかと探していたら
この本に出会いました。

できてないことだらけで、焦りつつも、自分の問題点を、
再認識することができました。読んでよかったです。

今年の4月から社会人になった人、家などの大きな買い物をしようと
している人、すべての20代、30代の人にオススメです。

私がこの本から学んだことは、次4点つす。

  • 「金銭的な自由」の意味
  • 借金の問題点と対処の考え方
  • インデックスファンド投資の有益性
  • 金銭的に自立する方法とお金の使い方

「金銭的な自由」の意味

僕は、お金を派手に使うというタイプではないですが、お金が持つ力や、
住宅ローンが借金であることの意味を深く理解しないまま、半世紀生きてきました。

今年の4月から、通称「70歳就業法」が施行されましたが、
健康でいられる保証もないし、会社員を継続できても、
収入は大幅に減少してゆくことは間違いないでしょう。

いつの時代も、正社員として入社できたから、
一生の間、金銭的に安泰ではないということ。

コロナのようなことが起きて、解雇されたり、収入が
大幅に減るということが、現実起こっています。

このような、最悪の状況でも、仕事がなくても
生活していける手段を持つことの大切さをわかりやすく
教えてくれます。

借金の問題点と対処の考え方

借金返済のノウハウではありません。

借金がどのように、資産形成にマイナスであるか、
納得できるように、わかりやすくまとまってます。

基本的には、借金への対処方法は一つです。

支出を減らし、まず借金をすべて返済すること。

家のローンも含めて、過度な借金をして高価な住宅を
手に入れることは必要はないと明言。

「家を持つことは、贅沢な道楽であって、投資ではありません。」

引用元:「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」の本

この言葉は焦ります...

家を買うなということではないですが、
大きな買い物は(特に借金の場合)、金銭についての人生設計と
照らし合わせて、考えるべきだということです。

インデックスファンド投資の有益性

僕は投資をしてこなかったので、インデックスファンドの良さを
わかっていなかったのですが、株への投資よりも安全で、
確実性があることがよくわかりました。

インデックスファンドの投資は以下の特徴があります。

  • インデックスファンドとは、特定のインデックスに連動した投資信託
  • 複数の銘柄が含まれているので、リスクが分散
  • 知識や技術があまりいらない
  • 手間がかからない
  • 10年~20年の投資による利回りを見ると安定した投資
  • 基本的に、アメリカでの事例で話が進みます。著者は
    バンガードの債権を保有して、成功しています。

    日本に置き換えた場合、為替変動の影響なども考慮する必要が
    ありそうです。また、日本でベストのインデックスファンドを
    見つける必要があります。

    他の投資との比較もしながら、インデックスファンド投資の
    メリットを説明しています。基本的な考え方、メカニズムを理解するには
    素人の私にも、とてもわかりやすかったです。

    金銭的に自立する方法とお金の使い方

    金銭的な自立を目指して、お金に縛られないことの
    素晴らしさ、選択肢が増えることを説明してくれています。

    僕が20代の時に、このような本を読んで、真面目に行動していたら
    老後に対する不安もなくなっていたかもしれません。

    収入の半分は投資に回す、という発想はまったくなかったです。
    そのためには、支出をコントロールするが不可欠です。
    支出コントロールだけでも、もう1冊本が書けそうなテーマです。

    娘に語るように書いているので、とても分かりやすい1冊。
    何度か読み返したいと思える本でした。

    Amazon (Kindle版)

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